19Oct
こんにちは。ホテルクレメント徳島 写真室の本田です。
結婚式の準備は進んでいますか?
今日は結婚準備の中で悩むことが多い、引き出物についてのお話です。
まだ決めてないって方は、少しでも参考になればと思います。
まずは「そもそも引き出物って何?」って人もいるかもしれないので、おさらい。
引き出物とは結婚式・披露宴の際に招待ゲストからのお祝い(ご祝儀)に対するお礼として配られる品々のものを指します。
地域や家の慣習によって差が大きいことも、引き出物の特徴といえるでしょう。
かつて、「引き出物」は披露宴で用意された料理の一部をゲストの家で待つ家族への手土産として持ち帰るためのものでしたが、
現在は、どのゲストにも一律に渡される「記念品」としての意味合いが強くなってきています。
最近の引き出物の傾向として、ゲスト(の個性)に応じた「贈り分け」をするカップルも増えてきているようですね。
その際には、金額はある程度揃えておくことが大事。袋の大きさもできる限り差が出ないようにするのがおすすめです。
両家で引き出物の中身を変える場合も同様です。
私の場合も、ゲストによって引き出物の中身を変えました。
遠方のゲストの方には持って帰るのが大変なので、カタログギフトやコンパクトなもの。
近くの方には、食器類。それも何か特徴を出したかったので、私の地元・山口県の萩焼にしました。
出身地のものを引き出物に取り入れるのも、個性が出ておすすめです。
これまでのお客様の中にも、広島出身の方で、しゃもじやもみじ饅頭を引き出物に入れた方や
高知出身の方で特別な鰹節を引き出物に入れた方がいましたね。
徳島で配られている花嫁菓子も私の地元にはそういう風習はないので、引き出物中に入れると
すごく喜ばれました。
徳島では「はなよめさんのお菓子」としてみんなに親しまれていますよね。
あと困ったのは、男性ゲストへの引き出物。
カタログギフトも食器類もいらないかなぁって悩んでいると、プランナーさんからのアドバイスがありました。
「その方ってお酒飲まれます??ワインとか日本酒なんかを引き出物にする方もいますよ」とのこと。
お酒を引き出物にする発想はなかったので、目からウロコでしたねぇ。
そのゲストの方はちょうどお酒が全般に好きだったので、ワインを引き出物にしました。
カタチとしては残らないけど、すごく喜んでもらえたことは嬉しかったです。
「贈り分け」をすることによって、ただ引き出物を選ぶってだけでなく、ゲストの方に贈り物をする感があって
引き出物選びも楽しくなるのでおすすめです。
また、最近の引き出物の相場としては、披露宴の飲食費の3分の1を目安に考えるといわれています。
したがって、例えばゲスト一人あたりの料理と飲み物が1万5000円の披露宴を用意する場合の引き出物は
約5000円が目安ということになります。
ただ、親族や主賓から頂いたお祝儀の金額が高額の場合は、引き出物の額を全ゲスト同じにしてしまうと失礼にあたる場合も。
多くのご祝儀をくださるゲストには、他のゲストよりもランクアップした高価な引き出物を選ぶと
ゲスト側の満足度も高くなるでしょう。
引き出物選びも、来てくれたゲストの方への感謝の気持ちを伝えるためのものです。
喜んでもらえるものが見つかるといいですね。がんばってください!